知っておくべき「パワステ」のメンテナンス

パワーステアリングは、最近のクルマならば軽自動車から商用車まで
ほとんどすべてのクルマに備えられている装備です。

従来のパワーステアリングは、油圧ポンプによって発生した油圧によって
ブースター効果を得る「油圧式パワステ」が一般的でした。

現在では、油圧ポンプの代わりに、電動モーターのアシスト力を利用した
「電動式パワステ」が主流となりつつありますが
まだまだ「油圧式パワステ」も数多く走っています。


「油圧式パワステ」では、油圧を発生させるために使用するオイルを
「パワステフルード」と言います。
これは、かなり大きな力が加えられるパーツですので
高圧力に耐えられること、そして高温になっても特性が安定していることが求められます。

しかし、高温と高圧力によって
パワステフルードタンクから漏れがみられることも珍しくありません。
キャップ付近からにじんだフルードによって
タンク全体がベタベタ担っていることもしばしばあります。
漏れすぎると、液量が不足してしまうので定期交換することが大切です。

パワステフルードのオイルの種類は、車ごとに決まっていることが多く
3万キロメートルを目安として、指定のフルードに交換することが望ましいとされています。

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